ゆい’ｓ　garden

胡蝶蘭覚え書き

１）１０～４月までは室内管理すること。
２）日中はレースカーテン越しの日光を十分当てること。
３）日が暮れてからは窓から離れた出来るだけ高い家具の上に置くこと。
４）就眠時には魚屋などから貰った発泡スチロールの蓋付き容器に必ず収納すること。
※胡蝶蘭は最低適応温度が１５℃以上です。出来れば２０℃は確保したい洋蘭です。
５）出来るだけ室内温度を２０℃以上に設定する為、室内が乾燥します。その為、加湿器は暖房器具運転中は併用しましょう。晴れた日は２回シリンジと呼ばれる葉水が必要です。霧吹きで葉に水を噴霧しますが、たくさんすると葉の間に水が入り病気になり易くなります。一般用の加湿器の他に超音波式の加湿器を設置すると簡単です。
６）水遣りは９月初旬から徐々に減らし量、回数も生育期のようには与えません。最初は水蘚を触って乾いていたら１日後、２日後、３日後と伸ばしていきます。最終的には量も表面を濡らす程度まで加減すれば、冬越し中に根を傷めることはありません。
７）基本的に２月一杯までは施肥は厳禁です。温室のない場合は４月下旬からになります。
８）植え替えは年１回は必要です。時期は４～５月が適期です。

※４月以降の成長期の栽培法については、無事冬越し出来たら再度ご質問下さい。
※冬越しは１５℃を下回ると次年度の生長に著しい弊害があります。
※室内栽培での注意点は暖房器具の温風が直接当たらない場所を選んで下さい。

日本の気候では春や秋は成長期ですから、普通に管理します。夏は、直射日光で葉焼けしますので直射日光には当てないか、または朝の内だけ当てます。水は完全に乾いてから２，３日後に洗うようにしてあげます。２０００倍ぐらいの薄い液肥が安全です。冬は、低温に弱いので部屋の中で乾燥気味に管理し、霧吹き程度の灌水にし、床ではなく高いところにおきましょう。最低気温１０度以上だと安心です。

過湿にしたり濃い肥料をやったりすると根腐れを起こしてしまいます。低温期に水をやると根が傷みます。根を傷めずに新しい葉を育てることができればなんとか花が咲きます。立派に育てるより根を傷めないようにするのが大事です。

水苔植えの場合は、水苔を毎年交換します。木炭や軽石で植えると交換しなくてすみますが肥料が必要です。


植え替える時期は花後の最低温度が１５度以上になった５月中旬ごろから行えます。
成長期に入った6月～9月まで行えますが、真夏は暑すぎて株へのダメージが大きいので避けます。
購入後の胡蝶蘭は大体寄せ植えされています。そのまま管理すると根が腐りやすく、とても育てるのが難しいので一株ずつに分けて植え替えをしてあげます。
植え替え前はミズゴケをカラカラ状態ではなく、少し湿っている方がやりやすいです。根を痛めない様に充分注意し、傷めてしまいそうな時は鉢を割って下さい。健康な根は白くて太いのですが、黒や茶色くなって触ったら中が無い様な根は思い切って硬くて太い所まで切ってしまいましょう！根が数本しか残らなくても　心配要りません！後の管理が良ければ必ず新しい根が出来ます。
根を綺麗にしたら今度はその根を水で湿らせた新しいミズゴケで包みます。
鉢はプラスティック製ではなく、それを素焼きの鉢へ入れます。
隙間にさらにミズゴケを入れます！くれぐれもギュウギュウ詰にしないようにしてください。
新しい根が出来たらきつきつになってしまいますし、根腐れの原因になってしまいます。
念のため　根腐れ防止剤を鉢の底へ置いておくのもいいです。肥料はまだあげないで下さい。
後はタップリぬるま湯をかけて出来上がりです！しかし、植替え後は20日ほど水を与えないで下さい。（葉には露水をしてください。）大きな鉢だと根が水を吸う量よりも、ミズゴケが水を蓄える量が多い場合根腐れを起こし、開花も遅れてしまいます。鉢は、通気性の良い素焼きを使います。植え替え周期は２年に１度ぐらいです。
根が落ち着いたら　マグアンプKなどを置いてあげると良い思います。

水をあげる時は晴天時の午前中に。
できれば「ぬるま湯」をあげて下さい。
（夕方や夜に冷たい水をあげると根が凍傷にかかり根腐れをおこしやすくなります。）

水は乾いてから上げてください。
（２週間-３週間に一度で十分です。）
空気が乾燥してますので苔の表面はすぐ乾きますが、中のほうは湿っています。
苔の表面が乾いたからといって水をあげてしまうと根腐れの原因に。

11月-3月までは、直射日光を当てて植物を丈夫に育てて下さい。特に、朝日には当てた方がいいですね。



肥料は3月から9月の間だけで結構です。冬場の寒い時期は避けて下さい。
室温を20度-25度に保っている環境があれば話は別ですが、通常、冬場の家や事務所の中は夜間とても冷えますので下部が弱っています。
そんな時に肥料をあげたらどんどん根腐れをおこして枯れてしまいます。

２週間-３週間に一度、根元への潅水。（日中暖かい時間帯に潅水）
肥料　ー冬季は避けてください。